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美味しく且つ長持ちさせるために

日本も中国もいろいろなお茶の飲み方があります。ここは日本の茶道、中国の工夫茶のような堅苦しい作法ではなく、中国で日常的に使われている実用的な方法を中心にご紹介して行きたいと思います。一日頑張った後に、気分を転換したい時に、時間と心にゆとりを持って1杯の美味しいプーアル茶を飲みましょう!

一、美味しく飲む基本ポイント

必ずではありませが、洗茶(茶葉に湯をかけ洗うこと)そして茶器を温めてからのご飲用がおすすめです。

1.暖壺(だんこ)

茶器にお湯を注ぎ、ちょっとだけ器を温めたらお湯を捨てる。

2.洗茶

茶葉を暖めた茶器に入れ、茶葉にさっと熱湯をかけて、すぐに(2秒ぐらい)お湯を捨てる。これは洗茶と言います。長く寝かした茶葉の目を覚まし、茶葉の開きを良くする(お茶の成分がよく出るようになるのと雑味を除く)ためにです。

3.お湯の温度

95度~100度の沸きたての熱湯が良いです

4.茶葉の量

目安として100ccに付き1gになります。平均的に1杯は5g(大匙1杯)、飲む人数や茶器の大きさにより3~7gが適量です。

5.煎じる時間の目安

プーアル茶は抽出されやすいので、何分も蒸らす必要がありません。生茶も熟茶も1~2煎目の時はさっと煎じるのがコツ、特に生茶は一煎目は渋みと苦味が出やすいので、数十秒でもかまいません。次に飲む間にあまり蒸さない(急須の場合はお茶を淹れ終わった後に蓋を開けるようにする)ことも重要です。熟茶も二煎目の時に茶葉の成分が一番出るために、味も色も濃くなりやすいので、二煎目の時は抽出時間を短くしましょう。もし濃くなりすぎたら、湯を足して薄めましょう。3~4煎目以降は個人のお好みですこしずつ抽出時間を長くして行くように調整しましょう。

6.プーアル茶の崩し方

固めた茶葉を崩すために専用の道具(茶刀と呼びます)はありますが、プーアル茶以外使い道がないので、本格的に楽しみ時以外は代用品として千枚通しを使ってもいいでしょう。円盤型しているプーアル茶ですが、、外側は空気に触れやすいので内側より柔らかくて崩れやすい(崩しやすそうなところでもよい)、千枚通しはこういう柔らかそうな部分に刺し込み、針先を当てて外側から内側に向けて茶葉を表面から剥がす様な角度で上下に動かして少しずつ崩して行きます。中心部に近いほど硬くなるので、無理せず日日をずらして崩すようにしましょう。そしてほとんどの固めプーアル茶は味を安定させるために等級が違うの茶葉をブレンドして作り上げたので、崩した茶葉は混ぜてから保管しましょう。

もし丸形をそのまま残していきたいなら、裏面の中心部くぼんだところから外側向けて崩していくと良いです(少々の力が必要かもしれません)。柔らかそうなお茶なら、指でつまんでポキポキと折って崩すこともできます。

7.飲む時の注意点

生茶の場合、就寝2時間前や空腹時に飲まないでください、コーヒーやお酒と同じ胃を刺激して空腹感を増します。熟茶は熟成してあるためにこのような注意をしなくても大丈夫です。カフェインも少なく、妊婦や子供も飲めます。

二、プーアル茶を飲む道具と淹れ方

日常的にプーアル茶を飲むなら、茶漉しとマグカップ或いは急須と湯呑セットで十分です。もちろん工夫茶のようないろいろな茶器を揃えてより一層楽しむのもよいでしょう。

1.茶壷(急須)

飲む量だけの熱湯を注いでお好みのお茶の色が出たら湯呑など茶杯に最後の一滴まで注いでお飲みください。綺麗に注ぎ切るのがコツ、そうしないと渋みや苦味出て来てしまいます、一回でほどよいお茶の分量でいつでも熱々美味しく飲みたいので、だから中国茶を飲むなら小さめの急須のほうが良いと言われています。

急須はお互いの香りが移らないようにできるだけ生茶用と熟茶用を分けて使いましょう。

2.蓋碗

中国茶を飲むなら蓋碗は優れてとても便利で一番おすすめです、お茶の色を分かりやすいようにガラス製の物をよいでしょう、淹れ方は急須と同じ要領で大丈夫です。お茶は蓋碗のままで飲むもいいし(残さず一気に飲み切るのがコツです、そうしないと味は濃くなりがちです)、湯呑に注いで飲んでもよいでしょう。

3.大きめなティーサーバ、ティーポットなど

パーティーをするなど大人数の時、夏にアイスティーを作り大量に飲みたい時に使うと良いでしょう、旨みと甘みをたっぷり出したいので普段より茶葉を少々多めに入れましょう。

プーアル茶は自由なお茶です、特別な作法はありません、現地にいるプーアル茶を良く飲む人々は二つのことを楽しみながら飲んでいます。一つ、プーアル茶は煎ごとに味は変わって行く、自分にとって一番美味しく感じる時点を見つけるの楽しさがある、そしてもう一つプーアル茶の香りと味、同じプーアル茶でも長期保存をすれば年ごとに人が感じるの香りや味は違います(特にある程度の年数を経ったプーアル茶ほどその違いは強く感じると言われています)、自分の想像力を任せて味と香りを感じるの楽しさもあります。皆様も自分流でいろいろを工夫して自分なりの美味しさと楽しさを探って行く、存分にプーアル茶を満喫してください。

三、家庭での保存方法

中国茶の中で唯一の発酵食品であるプーアル茶は保存に強いお茶です、上手に保存すると菌類の活動でお茶を熟成して行き10年20年も持ちます、時間を経つとバランスの取れた風味が実現しお茶は美味しくなります。
基本的には
  • 直射日光に当たらない
  • 風通しの良い涼しいやや暗い乾燥したところ
  • 他の臭いが移らないところ
特に注意してもらいたいのは湿度高い梅雨季節ですが、業者さんのような部屋の温度と湿度を一定するのは家庭では難しいですよね、その場合は茶葉を時々チックして必要なら透明のフィルムに包んで、穴を開けて保護処置を取ってから保管する。
プーアル茶は崩して保管すると熟成は早く進むようになります、崩した茶葉は通気性がある紫砂製茶缶、素焼き陶器などに保管しましょう。

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